ニホンゴが聞こえない

日本橋の黒門市場にて。

おばちゃん「ディス・アカミ、ディス・チュートロ、オケー？」
私「日本人なんで大丈夫ですよ。赤身が欲しいんやけどね」
おばちゃん「あはははは、ごめんなごめんなー。そっかなと思ってんけど。もう癖やねん」

そう。
黒門市場も道具屋筋も、ほとんど日本語が聞こえない。
黒門市場にある飲食店の表看板も日本語じゃない（笑）。すべて中国語。
ここは香港の九龍じゃあるまいな？と疑う勢い。

なぜ黒門に行ったかつうと。
後輩と一緒に仕事で福井・金沢出張に行く予定が、結局、私ではなく、違う人が行くことになり、
金沢で食べる気満々だった「ノドクロの塩焼き」を断念。
口がノドクロになっている私は、どうにもこうにも我慢ならず、赤ムツ＝ノドクロ買って自分で焼くわ！！と。相成ったわけです。

ところが、黒門でも赤ムツを売ってる店はたったの２軒←１時間以上かけて全店見た（笑）。
うち１軒は色んな大きさで用意してたけど、最小サイズでも１９５０円とな。高っっ！！
半身でいいんだけど、ダメ？と聞いてみたが、それは無理とおっしゃる。
柳橋市場は半身で売ってくれたのにいーー。
一匹まるごとは多いし高いので、断腸の思いでノドクロは断念したが、
なんか買って帰ろうと思って、なにやら賑わっていたマグロ店の軒先での会話が、冒頭です。

使い捨てに等しいテフロンのフライパンではなく、ちゃんと鉄のフライパン買おうと思って向かった、難波の道具屋筋も似たようなもんで。
特に包丁を扱ってるお店は外国人さん率が高くて、日本人少なかったなー。

ややびっくりするけど、これって、いいことなんだよね。